この辺りにはアーモンドの木があり、この時期桜みたいに畑に彩りを添えて、郷愁を誘う。
ここアンダルシア地方では去年の5月から、私が来た2月29日まで1滴も雨が降らなかったらしい。
ひどい干ばつで、乾いた土地で育つオリーブの畑にも人工の灌漑システムが導入され始めている。お金がかかると商品の値段に反映されるものだ。異常気象でオリーブの価格も高騰するのだろうか?
ウベダもバエサも、世界遺産だけあってかなり古そうな教会や城壁や噴水がワンブロックごとに姿を見せて、つい見とれてしまう。出窓やら街灯やら、細かいところがとても絵になる。
でも教会は大抵閉まっている時間のほうが長いようで、開いているのにめぐり合うことはなかった。中も素敵なんだろうと思うが見るチャンスはついになかった。
1泊2日でバエサとウベダの両方を見てしまえるくらい小規模だけど、グラナダに行くついでに足をのばす価値のあるところ。ゆったりとした気持ちになれる。
交通
マラガ―バエサ間
バス会社はALSA。毎日2本ずつ往復している。マラガ発が午後に2本、バエサ発は午前に2本。
どれに乗るかさえ分かっていれば、発車時刻の1時間くらい前にターミナルに来て、券売機化窓口でチケットを買えば十分間に合う。
私の場合往路がマラガ14時発、バエサ17:25着で、復路がバエサ10:45発、マラガ15:30着。
つまり行きは3時間半、帰りは5時間弱かかった。帰りは途中で停まるバス停の数がとても多かった。
料金は40ユーロ弱。往復の割引があったように記憶している。
マラガから行くときは途中グラナダに25分停車。(*)
バスは似たり寄ったりなので、戻ってくると自分のバスがどれかわからなくなることもある。ナンバープレートか目印を覚えておくと安心。席は自由席のようなもので、券売機で座席番号選んだものの、すでにほかの人が座っていた。これはTGVにフランスで乗った時もそうだった。ヨーロッパ人はあまりこだわらないのかも。
*グラナダのバスターミナルには割と大きなカフェテリアと、ネットカフェ、それに中型のコインロッカーがあった。ネットカフェは無人で、自販機のようにコインを入れて使う。1ユーロ15分。グラナダは標高825mくらいあって、雪をかぶった山脈が見える。とてもきれいだけど2月末はまだまだ寒かった。
バエサ―ウベダ間
バスは片道1.05ユーロで、15分もかからない。
時刻表はツーリストインフォメーションでくれる。
2012年2月末現在のスケジュールは以下の通り。
平日:
バエサ→ウベダ 始発7:30、最終22:40
ウベダ→バエサ 始発6:45、最終20:00
週末:
バエサ→ウベダ 始発10:15、最終22:40
ウベダ→バエサ 始発8:00、最終20:00
平日なら1時間に1本以上はバスがある。バエサのバス乗り場は、マラガ発着のときと同じターミナル。待合室もある。
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