概要
ヨーロッパを激安価格で旅行したい人の味方ライアンエアー。早めに予約すると本当にすっごく安い。
嘘だと思ったらサイトを覗いてみてほしい。ほかにも似たような会社でEasy Jetというのがある。
ただし、どちらもサービスを最低限にすることで低価格を維持しているので、何かと制約や決まり事が多く、それをはみ出ると追加料金が発生する仕組み。
気を付けることは以下の通り:
1)荷物:
機内持込みできる荷物のサイズが合計で55x40x20cmと決まっており、荷物を別途チェックインすると追加料金30€。往復80€とかでチケットを買っているので、これは払いたくない。
このサイズ制限は全ての荷物を合わせた大きさに適応されるので、大きいバッグと小さいバッグを持っていたりすると、大きい方にひとまとめに入れるよう指示される。
搭乗口で用意されたサイズチェック用のかごに、持ち物すべてをひとまとめにして突っ込んで、既定のサイズ内であることをCAの目の前で確認させられる。
重量は10kgまでとされているが、これは一々チェックされないので自宅の体重計などで大まかに量って、大幅に超えなければOK。
荷物を減らすコツとしては、服はなるべく着て、上着のポケットに小物を収納する、バッグの素材を柔らかいものにしておき、ぎりぎりいっぱいまで詰めないようにするなど。
2)チェックイン:
オンラインでチェックインしておくこと。Eチケットを必ず空港へ行く前までにプリントアウトし、それを持参する。それをしないと手数料がかかる。
3)日本国籍の人は空港到着後、まずライアンのカウンターへ:
シェンゲン加盟国でない国の人は、空港に着いたら真っ先にパスポートとEチケット(兼ボーディングパス)を持ってライアンのカウンターへ。ボンボンとスタンプをたくさん押してもらったら、あとはみんなと同じ。
4)機内:
場合によってはタラップを自分でのぼることになり、当然荷物も自分で持ち歩く。
座席はすべて自由席、早い者勝ち。座席はあっても収納スペースがいっぱいになっている場合があるので、早めに乗って早めに荷物入れて、早めに座っておくのがいい。荷物入れるスペースが自力で見つけられなくても、CAが最終的にはなんとかしてくれるけれど。
当然飲食するものはすべて別料金。
パリ発着の場合
パリ発着のライアンはParis Bauvais空港(ボヴェと発音する)を使っている。これが一番パリに近い。どこだよ、って感じだけど当然パリ市内ではなく、近郊でもない。けれどPorte Maillot(ポルト・マイヨ)からシャトルバスが出ているので、15€(2012年2月現在)払ってこれに乗るのがいい。バスターミナルもライアン専用なので、間違えようがないし。
Bauvaisに行くときは、飛行機の出る3時間前を目安にバスに乗れということだけど、よっぽど渋滞しない限り1時間で着くので、空港で時間を持て余すことになる。バスはひっきりなしに出ている印象だった。搭乗券を確認されることもなく、とにかくバスチケットを買ってバスまで行けば、順番に乗せられ、満席になれば出発。
当然荷物は自分でバスの下部に入れる。シートベルト着用を必ず言われる。
Bauvais空港からパリに向かうときは、到着してすぐの場所に窓口があり、そこで料金を払い、チケットをもらって、外へ。大型のバスが停まっているのが見えるのでそこまで歩き、乗り込んで、これまた満席になればすぐ出発。
- バスターミナルのあるPorte Maillotは、パリの西側に位置し、メトロもバスもある便利なところ。
バスターミナルはコンコルド・ラファイエットという背の高いホテルの南側に立って左手、少し手前にある。近づくと視界がさえぎられてよくわからないけれど。
- Bauvais空港は小さいくせにターミナル1と2があって、渡航先の国名を言えばどっちのターミナルか職員が教えてくれる。PAULとか、軽食を食べれるカフェが数軒入っている。免税店と土産物屋も小規模ながらある。
WiFiは20分だけ無料で利用可能。ただし私の場合は色々入力させられているうちに残り時間5分になってしまった。メールを一瞬チェックするくらいしかできない。
バルセロナ発着の場合
バルセロナのエル・プラット空港はライアン以外の国際線も乗り入れているメジャーな空港なので、Bauviasのようなすさんだ雰囲気はない。
ゲートに到着するまで荷物のサイズ計測は行われない。ライアンとEasy Jetのゲートだけがサイズ計測の長い列をつくり、騒々しくなる。ここから乗るときも重さは量られなかった。見るからに重そうな箱を持っている人は量りのところまで連れていかれていたが・・・。