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Tarascon

タラスコン

ソレイヤド博物館とタラスコン城のある小さい町。小さいけれど行く価値は充分にある。


ニームから行く場合はTER(電車)だと早い(6ユーロ)。でも1時間くらいバスに乗れば格安(1.5ユーロ)でも行ける。
ちなみにバスの場合、路線はNîmes発Avignon行きのE51。始発の乗り場はニーム駅の裏手のバスターミナル(Gare Routière)、時刻表はEdgardというサイトが便利。Gare (Tarascon)で降りると分かりやすい。

ソレイヤド博物館

ニームからバスに乗ってタラスコンへ。ジュラバを着たモロッコ人とおぼしきおじいさんがパイプをふかしているのが窓から見えた。対岸の町も古くて城がある。
着いたらお昼だったので食事できそうな場所を探す。人がまばらでちょっとがらの悪い人がうろついている。あまり幸せな街ではなさそう。でも街並みは古くて私好み。
何気なく入った店は地球の歩き方にも載っている店だった。聞けば40km以内で生産された食材をなるべく調達している超こだわりのオーガニックレストラン。食べ残しも包んでくれた。

店名:Le Théâtre ウェブサイト:http://www.restaurantdutheatre.com 定休日:日、月


ここで先客の男性二人組の片方と目が合い、なんとなくボンジュールと挨拶した。彼は一旦店を出たものの、忘れ物をしたので戻って来た。その時オヴォワー、とまた挨拶した。
食後にソレイヤド博物館へ向かうと、入場料を払う現金がなく、カード不可と言われ、ATMの場所を訊いていたら彼らがやってきた。彼らは実は隣接のショップを取材にきたカメラクルーで、私に写ってくれないかと言ってきた。

Tarascon

日本人でもいいというのでカメラの前でショップをうろつく。その後、服も着て欲しいというので、ソレイヤドの服を5パターンくらい着てカメラの前でポーズ。英語でインタビューまで受けた。地元のテレビだったけれど、どんな文脈で使うんだろうこの映像・・・。

Tarascon Tarascon Tarascon

その上誕生日が近いと話したら、博物館の人が入場料をタダにしてくれた。不思議なことが続く日。
撮影のあと博物館を堪能。ソレイヤドは17世紀から続くブランド。(http://www.souleiado.com) 最近のコレクションも攻めていてすごくかっこいい。メンズのシャツなんて相当派手だけどとってもおしゃれ。闘牛発祥の地ニームが近いとあって闘牛をモチーフにしたものも多い。期待を上回るいい博物館だった。

Tarascon

ぶらぶら歩いてタラスコン城へ。家具や装飾品はまったくないけれど、人が住めそうなくらいしっかりと保存されており、中を歩き回ると前世住んでいたような錯覚に陥るほど堪能できた。人がほとんどいないというのもよかった。

Tarascon Tarascon Tarascon

屋上からはタラスコンと、ローヌ川をはさんだ隣町ボーケール(Beaucaire)が見える。階段を上るのはちょっとしんどいけれど、なかなかの景色。

Tarascon

帰りはTERに乗ってニームへ戻った。いくらシーズンオフで観光客が少ないとはいえ、本当に人が少ないのでちょっと怖かった。

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